ここ2、3年、苔を入れ替えなかったので、古い茎がいくつも折り重なるように残っています。まだ葉を残しているものや、すでに切り落とされ根元しか残っていないものなど、何世代にも引き継いできた姿が見えてきました。一本一本のカトレアの生涯に思いを馳せると、いま花をつけた茎は、別な新しい芽を生み、さらに 次の世代の養分になろうとしているようです。
プロフィール

- kazros
- 名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。
2024-12-01
次世代の養分
2024-11-01
赤色のドット
2024-10-01
草原のシュールな景色
2024-09-01
頭に地図を描く
額の汗を拭きながら仙台駅近くから大橋の袂まで歩いてきました。涼し気な木陰に誘われて西公園に下りると、一昨日 立ち寄った絵画展でお目にかかった方に偶然お会いしました。スケッチに来たそうで ちょっと話ができました。ちょうど400年前、ポルトガル人神父と日本人キリシタン8人が殉教した碑が近くにありました。
蛇行した広瀬川が市街地を流れているせいか橋が多いようです。その中で大橋が一番気に入っています。美しいアーチ橋で 桁もゆるく湾曲していて、その先の大手門の雰囲気に合うからです。川べりに下りると、伊達政宗の霊屋(おたまや)、瑞宝殿がある丘が橋脚の間に見えました。あの手前が評定河原橋、その先に霊屋橋や大学、そして右には八木山か、と頭の中に地図を描いてみると 仙台にいる実感が更に濃くなりました。
※ 2011年9月のブログ「るーぷる仙台」のスケッチも同じ大橋です。
2024-08-01
もし電気が止まったら
梅雨明宣言が出て これから暑さのピーク。梅雨の間もよく晴れて35℃を超える日があり、梅雨空が暑さを和らげるのがよく分かりました。日本近海では海水温が2℃以上高くなっているところがあるそうで、この先どんな夏になるか気がかりです。(2024-07-18)
熱中症のニュースは毎日耳にします。そうならないよう心掛けていますが、猛暑はどうすることもできません。仕事でフロリダにいた頃、家のエアコンが故障でダウン。復旧するまでの数日間の なんと長かったこと。もし広域で長時間停電になったら恐ろしい限りです。
いつもの散歩中に 木陰で休んでいる老人に会いました。草取り中の小休止だそうで、自然に逆らわない涼み方が気に入りました。街角のミストより効果がありそう。ひとこと「やぶ蚊が多くてねぇ」とこぼしていましたが。
2024-07-01
一筆書きの散歩
2024-06-01
よみがえった漁港
久しぶりに長距離を運転して 夕方 相馬に着きました。疲れたせいでよく眠れました。相馬は 学生時代に集まりがあって来たことがあります。半世紀以上も昔のことだし、東日本大震災では大きな津波にも襲われています。初めて来たのと同じ感覚でした。
朝、宿から坂道をぶらぶら下って港に出ました。土曜でしたが人影はなく、寂しいほど静かでした。干潮になっているようで湾内から外洋に早い潮流が見えました。海からひんやりした湿った空気が流れてきて、やっと相馬の漁港に来ていることを実感できました。どんな漁をする船か分かりませんが、岸壁に係留された何隻もの船体とフェンダーが、白と黄に輝いていました。物揚場のコンクリートも 昨日出来上がったばかりのような白さで、若々しい漁港によみがえったようでした。
2024-05-01
海軍道路の老桜
2024-04-01
「時間はまだある」
2024-03-01
犠牲者に寄り添う
2024-02-01
バベルの塔
2024-01-01
思い出すこと
新年おめでとうございます。みなさんにとって良き一年でありますように。