10月の末、デカンショ節のふるさと、篠山に何日か滞在しました。半日ほど時間が出来たのでスケッチをしに街を歩きました。紅葉がはじまった篠山城跡もよかったのですが、篠山藩当時の商家の町並みが保存されている河原町になりました。
切妻造りの家並みが整然と並んでいて落ちついた雰囲気です。ただ道幅が狭くて、そのうえたまに車が通るので場所選びが大変です。結局この町並みの入り口が見える場所に腰を下ろしました。
帰り際、ある家の前にあった説明書きを読んでいたら、通りがかりのオジサンが、「ここは元代議士はんだったよ」、「間口は13間、裏は川まで続いとります」 などと教えてくれました。間口と奥行きが家の大きさを表す基準のようです。「なるほど立派な家ですね」 と調子を合わせることになりました。