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先月、オーストラリアに行って来ました。ブリスベンの北70Kmほどのところに変わった山があります。広大な丘陵地に何本かの巨大なタケノコが頭をもたげたような形です。観光ガイドには「形が似ていることからキャプテン・クックがグラス・ハウス・マウンテンズと名付けた」となっています。なるほど、遠くから見れば温室に見えなくはない形をしています。
その山群の北にある小高い山稜に建つレストランから眺めました。一面に広がる分厚い緑のなかに薄紫色のグラス・ハウス・マウンテンズが浮かんでいました。200年前に入って来た開拓者たちには新世界に映ったと思いますが、わたしの頭には映画のジュラシックパークが浮かんで、なかなか愉快な気分になりました。隅のテーブルで絵を描いている人がいました。見せてもらうと、青い空気に満ちた神話の世界に浮かぶ山になっていました。