プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2013-10-18

列車の旅

ボールペン+水彩 A4   <絵をクリックで拡大>

  豪華寝台列車、「ななつ星 in 九州」が動き始めたというニュースを見ました。製造費用約30億円、機関者と客車7両で定員30名とはいやはや超豪華。なんで今時? 乗るお客がいるの? と乗れない者の疑問が湧いてきます。さて、この客室乗務員のもてなしも超一流なんだろうか?アガサ・クリスティ張りのドラマが生まれるだろうか? とクエッションマークが続きます。

  先日、奈良から大阪に向かう快速電車に乗りました。列車が止まるたびここが○○駅か、ここがあの町かと社会科の勉強をしているようで楽しいものでした。昼過ぎで乗客はまばらでしたが、それでも大阪に近づくと乗り降りが多くなりました。近くに座った青年の、自由を生きているとでも云えるファッションが印象的でした。
 

2013-10-16

稲渕の棚田 (明日香村)

水彩・A4 <絵をクリックすると拡大>

  飛鳥寺から石舞台に行く途中、案内をしてくれたHさんが「棚田百選になっている棚田を見ましょう」と回り道をしてくれました。日本で一番古い大仏といわれる飛鳥大仏と対面した直後なので、頭の中はまだ1400年の昔に浸ったままです。車窓から見える景色はどことなく古の光と空気が流れているようでした。

  山の緩い斜面を下り始めるとすぐ棚田が目に入ってきました。黄色くなり始めた稲田は緑の中で輝いていました。農作業をする年寄りに混じって数人が道路脇で動いていました。撮影スポットを探しているようでした。「どちらからですか」と訊かれたので「神奈川からです」と答えると「楽しんでいってください」と、少し語尾が上がる関西弁でした。お陰で短い時間でしたが稲渕の棚田をスケッチすることが出来ました。