油絵 P20 <絵をクリックで拡大>
横浜の馬車道を港の方へ歩くと、新港地区に入る手前に万国橋があります。国際港横浜を連想させる名前ですが、国際橋といわないのが一時代前を感じさせます。12月初旬、橋のたもとから西を向いてスケッチしました。横浜で一番初めに開けた関内地区と一番新しい”みなとみらい”地区を、ここからでは万国橋がつないでいるように見えます。橋の反対側につい最近まであったビルが取り壊されたせいで、旧と新の間に空間ができて間延びしたようでしたが。
スケッチが終わりかけたころ一匹の鳩が、ときどき私に目をくれながらやってきました。餌が欲しいんだな。バッグにあった落花生スナックをやるとどんどん近づいてきました。よほど腹が空いていたみたい。足元に落ちたお菓子まで拾いに来ます。その時気がついたのですが、その鳩はびっこを引いていて、よく見ると左足の指と爪がありません。怪我は治っているみたいでしたが、枝などに止まれそうに見えない、、 何があったのか分かりませんが、少し気が重くなってきました。後からやってきた他の鳩や雀に遠慮がちなのも気になります。ついつい傷ついた鳩が取りやすいように菓子を投げていました。