このブログを始めて10数年になりますが、たまにネタ切れになります。次のスケッチを何にしようか、ということです。今回は 古いスケッチブックを探してみつけた、むかし版画にしようとして実現しなかった下絵、その頃を思い出せないかとリメイクしました。
下絵を描いたのは大阪にいた頃だったか、それとも今のところに移ってからか はっきりしません。友人に聞いた 辻まこと「山からの絵本」の一節が頭にあったのは確かです。少し引用すると『岩に抱きついてよじ登ってみると、上はちょうど人間が一人横になれるくらい平らだ。(中略) すっぱだかのままで、ちょっと体操みたいなことをやり、夕焼けに向って「ウォーっ」とターザンの真似をしてみる。』秋の夕方、気ままに山を歩きまわる自由さに憧れたのだと思います。