< 湖水(スイス・アローザ) 油彩 P15 2017.8 >
8月の半ばというのにここの水は凍えるような冷たさで、くるぶしをちょっと浸けただけで泳ぐのは迷わず断念しました。せっかく着用してきた水着の出番はありませんでしたが、代わりに継ぎ足したメモ用紙にスケッチする時間が出来ました。
そびえ立った岩山に囲まれた標高2,000mほどにある小さな湖水です。バス停から緩やかな小径を30分ほど登ったところにありました。スイスでは湖や川で泳いでいる人をよく見かけましたが、さすがここでは肩まで浸かって泳いでいるのは一人だけでした。
どこから下って来るのか、ときどき対岸をMTBが疾走していきました。それを追っかけるように、ちぎれ雲の影が過ぎていったり、風が湖面を光らせていきました。無声映画のようにとても静かでした。
そびえ立った岩山に囲まれた標高2,000mほどにある小さな湖水です。バス停から緩やかな小径を30分ほど登ったところにありました。スイスでは湖や川で泳いでいる人をよく見かけましたが、さすがここでは肩まで浸かって泳いでいるのは一人だけでした。
どこから下って来るのか、ときどき対岸をMTBが疾走していきました。それを追っかけるように、ちぎれ雲の影が過ぎていったり、風が湖面を光らせていきました。無声映画のようにとても静かでした。