プロフィール

自分の写真
名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2016-06-20

安曇野、白馬をまわって (1)

< 安曇野・麦秋 P10 >

安曇野の定番は雪をいただく峰々に田園風景。まさに今日の一枚にあるような風景です。初めて来た土地で初めてキャンバスに向かったとあって、新鮮ですごく集中できました。陽が傾き始めた3時までアッという間でした。

朝一番、外からでしたが大王わさび農場に寄りました。水量の多い何本もの清流がこの辺りで集まり北流し、最後は信濃川になるようです。そのあと今日のスケッチポイントを探したのですが、結局はじめにいいなと思った、御法田(ごほうでん)近くの橋の袂に決めました。陽に映えた白い蔵、一部刈り取りが始まった麦畑、青い山の向こうの残雪と、欲張ってあれもこれも入れることなりました。
  

2016-06-10

初夏の安曇野

< 安曇野平(池田町・展望美術館から) 水彩 >

梅雨に入る前の5月、安曇野から白馬を周ることができました。池田町にある北アルプス展望美術館に到着したのが午後2時過ぎ。西に続く山々は既に陰り始めていましたが、それだけに安曇野は眩いほど明るく輝いて見えました。征矢野 久展を見るつもりが、風景の美しさに魅せられてスケッチに切替えです。中途半端になりそうだったので油絵はやめて水彩です。今日から3日間、この風景の中に滞在するのかと思うと気持ちが高ぶってきました。(ほかに安曇野や白馬で描いた絵2点を載せる予定です)
  

2016-06-01

土の匂い

< 土の匂い・秦野東田原 P10 >

久しぶりの土の匂いでした。4月の下旬、大山の裾が南西に下って平になる辺りにある集落に行きました。車から出た途端、明るい日差しと土の匂いに包まれました。畑は耕され植え付け間近のようです。「風薫る」は、ゴールデンウィーク頃の新緑や花の匂いが風にのって吹いてくる感じですが、半月ほど早いと「土の匂い」がするのかと気付きました。

生憎、午後からモヤってきて、描き始めたころ見えていた丘が隠れてしまったので早めに切り上げ片付けました。近くの家庭菜園から農作業を終わって出てきた人たちとお喋り。「今日は写生大会でもあったのですか」、、「海老名では土の匂いはしませんかね」、、
半日しか描いていないのに、目の前に広がる田園風景を眺めていると、ずっと長い時間いたような気がしました。