プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2007-06-06

早起きの得

梅雨型の気圧配置になるのが遅れているようで 気持ちのよい天気が続いている。朝6時に起きて散歩に出る時刻は、まだ4月半ばの(昼間の)気温。半そでのポロシャツと短パンではひんやりして肌寒い。が、その感覚がたまらなく好きだ。五感がムズムズするみたいで、生きていることが実感できる。しかし、この感覚はもうしばらくで味わえなくなると思うと、多少眠くても6時起きと散歩は続けようと思う。


約1時間のコースを歩いている。行き先は、昔この地域の豪族の居城跡で、今は公園になっている。その最上部に着くには数十段ある階段を下り、また上るので汗ばむくらいになる。調子がいいと山歩きのトレーニングにと、わざわざ余計な階段を歩いてみる。帰り道は隣接するバラ園に寄ることにしている。もう一月ほど、とりどりの自然色と香りを楽しませてもらっているが、そろそろ終りに近づいてきた気配だ。通勤時間帯にはいった、車の行き交う道路を横切り、一番好きな川沿いの道に入る。ミズキの白い花は一ヶ月前に終って、いまは竹が葉を入れ替える時期のようだ。口笛でウグイスの鳴きまねをすると、こずえから本物が澄んだ音色で返事をしてくれる。"本人"は真剣にわたしを追い払おうとしているかもしれないが、朝の空気のように清々しく聞こえる。