プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2013-09-23

”象の鼻” 界隈

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6月のはじめ、八尾の友人と一緒に、昨年11月に描いた「海岸通り裏」のスポットに立ち寄りスケッチをしました。アングルを少し右に振って、関内のオフィスビル街を斜めに見るように描きました。昨年12月に載せた「横浜税関」の水彩は、象の鼻”の先端からの街を眺めたものです。

”象の鼻”とは、横浜港が開港した150年ほど前に造られた、象の鼻の形をした波止場です。4年前にあった横浜開港150周年記念に合わせ綺麗に復元、整備されたところで、”象の鼻パーク”という公園の一部になっています。港に向かって左に赤レンガ倉庫が建つ新港埠頭、右前方には大型客船が停泊する大さん橋が見えますが、それらに比べると実に小さくて可愛らしい波止場です。

ここが横浜港発祥の地になるわけですが、海側は何もかも新しくなってしまい、私なんかにはまだしっくり来ていません。そんなわけでスケッチは、ついつい海を背にして古い建物の横浜税関とか県庁、それにブルーヨコハマに向ってしまいます。山下公園までつながる遊歩道は昔の臨港鉄道が走っていたところです。その高架の後ろに広がる関内の街は、みなとみらい地区の高層ビル群に比べると懐かしさ漂う風景です。いつか海沿いのピカピカの風景も描きたくなる時が来るのかもしれません、、