プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2016-07-10

安曇野、白馬をまわって (3)

< 安曇野展望(池田町・望美術館前) F10 >

このシリーズ3作目、といってもこれで終わりですが、展望美術館(正式には池田町立北アルプス展望美術館)のすぐ前から眺めた安曇野と有明山、さらにその先の北アルブスです。6月10日「初夏の安曇野」に載せたスケッチを油絵にしました。明るい午後の陽が田植えの終わった田圃に映って眩かったです。

こんど来るまで、安曇野は田圃や林が殆どで、緑のなかに農家が点在するイメージを抱いていましたが、おもった以上に建物が多くて驚きました。事業を行う工場や事務所などもあって、ここも変貌途中にあるのだと印象を強くしました。

スケッチポイントを探す折に、平地からやや上がった所にある集落に迷い込んだりしました。細くてくねくねした道を通りぬけながら、山からの水が集まる平地ではなく、やや高いところを選んで住んだ昔の人達の知恵に感心したりしました。
  

2016-07-01

安曇野、白馬をまわって (2)

< 田植えの頃(白馬村青鬼) F10 >

青鬼(あおに)集落の入り口にある駐車場から一本道を少し登るとサイダーの幟と「冷えています」の張り紙が目に止まりました。安曇野から1時間半ほどドライブして来たのですでに9時半近く。喉を潤したくなり納屋を覗き込むと横から元気そうな翁が出てきました。話がしたくなりましたが時間がないので帰りに寄ってみよう。

苗代を運ぶ軽トラや棚田の石垣を補修する作業が見えました。さらに少し登ったところが今日のスケッチポイント。水が入った棚田の向こうに五龍岳の残雪、谷間には白馬の市街地らしいものが望めました。モヤが出て2時には殆ど山が見えなくなってしまいました。昼飯の時間を惜しんで描き続けてよかった。片付ける前に絵を確かめたら意外な発見でした。2枚の田圃にいつの間にか苗が植え終わっていました。これもスケッチに加えておきたいな。