< 鉄道最高地点 水彩 2020.8.26 >
今回のスケッチは鉄道ファンのみならず普通の人にもけっこう知られた場所です。小海線の野辺山駅近く、少し清里駅寄りにある鉄道最高地点、1,375mです。近くに滞在した機会に、早起きして出かけました。ピーカンの空に八ヶ岳が間近に見えました。手前にある踏切越しのスケッチです。近くに小さな鳥居とC56の車輪が置いてありました。野辺山開拓時代の昭和初期、待望の鉄道が通ったことへの当時の人たちの気持ちだったのか。勝手な想像をして眺めたのですが、建てられたのはごく最近だったようです。
翌日、清里から1両編成の気動車に乗りました。最高地点までは深い自然林に埋もれるように走しっています。列車が起こす風で両側の木々が大きく靡き 呑み込まれそうでした。列車は1~2時間に1本と超のんびりダイヤ。乗客もまばらで、コロナ新時代にどこかマッチしているようでした。