< 歩くひと F10 2019.10.08 >
新年おめでとうございます
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空一面に雲が広がっていてハイキングには寒そうでした。それでも限られた日数の滞在なので予定通りに出発。小1時間 馬車に乗って谷の一番奥まで行き、そこから歩いて戻るというものです。これなら好きなところでスケッチできますから。歩き始めてしばらくすると雲がとれて青空になってきました。そのせいか 歩いている人をちらほら見かけるようになりました。
杖(カフクラッチ)を突きながら まっすぐ前を見つめて歩く老人の姿が目に入りました。地元の人なのかしら。残り少ない秋の日差しに誘われて散歩に出たのか、それとも何か用事でもあったのか。考えているうち、私たちはどうして歩くのか、歩くことに どんな意味があるのかになりました。いつもは 成人病対策とか、夜よく眠るためにとかで歩いたりしていますが、もっと根源的なものがあるのかもしれない。そう考えながら今度の作品を描きました。