名古屋に行ったついでに山王にある、子供のころ時々見た松重閘門(まつしげこうもん)を訪ねました。昭和の初めに建設された松重閘門は、堀川と中川運河の水位差を調整するためのゲートでした。わたしが見たのは、船舶の往来がピークになった1964年の少し前。2対ある閘門の真ん中を走る路面電車の窓からでした。水運で運ばれた材木が辺りに積まれていましたし、煙突のある製材所も記憶に残っています。
閘門は歴史記念として保存されていますが、ゲートはコンクリートで固められ、その間の水位調整の部分は埋められて草が生えていました。市電が走った道は拡幅され、高架の高速道路が閘門の塔を見下ろすように走っています。もはや2対の塔を同時に見ることはできなくなりましたが、いつか、観光船がこの閘門を通り、2つの運河を往来する光景を想像してみました。夢のまた夢です。
閘門は歴史記念として保存されていますが、ゲートはコンクリートで固められ、その間の水位調整の部分は埋められて草が生えていました。市電が走った道は拡幅され、高架の高速道路が閘門の塔を見下ろすように走っています。もはや2対の塔を同時に見ることはできなくなりましたが、いつか、観光船がこの閘門を通り、2つの運河を往来する光景を想像してみました。夢のまた夢です。