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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2021-11-01

自由さに憧れて

< 石舞台のイメージ デジタル 2021.10.29 >

このブログを始めて10数年になりますが、たまにネタ切れになります。次のスケッチを何にしようか、ということです。今回は 古いスケッチブックを探してみつけた、むかし版画にしようとして実現しなかった下絵、その頃を思い出せないかとリメイクしました。

下絵を描いたのは大阪にいた頃だったか、それとも今のところに移ってからか はっきりしません。友人に聞いた 辻まこと「山からの絵本」の一節が頭にあったのは確かです。少し引用すると『岩に抱きついてよじ登ってみると、上はちょうど人間が一人横になれるくらい平らだ。(中略) すっぱだかのままで、ちょっと体操みたいなことをやり、夕焼けに向って「ウォーっ」とターザンの真似をしてみる。』秋の夕方、気ままに山を歩きまわる自由さに憧れたのだと思います。
 

3 件のコメント:

おおこうち さんのコメント...

今回はデジタルみたいだけど、絵を見ただけでは、アナログなのかデジタルなのかはわからない(素人目には)。デジタルの「筆」の進化なんだろうか。iPad が日本で発売されてから10年。もう僕なんかは Undo や部分的な拡大ができないともはや絵は描けないけど、昔から絵筆を持っている人は、いまでもデジタル <--> アナログの双方向移動が自由なんだろうか // それはそれとして、今回少年が登っているのは古墳? で、中央にあるのはその入り口?! 最近、乾くと素焼きみたいに成る粘土で遊んで、土偶みたいなものを作っているのでそう見えるだけかな。

kazros さんのコメント...

おおこうちさんへ。筆についてデジタルとアナログの考察、なんて云うと論文みたい。そんなじゃなくて、ボクの場合は至極単純。アナログ筆に似たのをデジタル筆から選んでいる、ようするにアンシャン・レジーム(世界史、フランス革命で出て来た用語;古い体制)なんだよね。できないけど、アナログ筆をぶっ壊してデジタル筆で再出発、これが革命なのかも // 明日香にある馬子のだといわれてる石舞台古墳です。登っちゃいけませんよ。😅

みずの さんのコメント...

5年ほど前、南アルプスの北岳に登った時のこと。頂上の標識の先に一段高い岩がありそこによじ登ると目線より高いものは遠くに見える富士山だけ。実に爽快で大声を出したくなるような気持ちになりました。しかしそこで大声を出せるのは若い人たちの特権で、高齢者には何か恥ずかしさが先に立ちます。歳とともに気ままさは少なくなりますが、その分だけ静かに遠くを見ることができるようになるのでしょうか。(みずの)