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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2021-10-01

平均気温1.5度の差

< 立秋の山麓 油絵 P10 2021.09.20 >

地球温暖化の影響でしょうか、世界各地で記録的な高温、大雨による洪水、山火事が頻発しています。一連のCOPの議論は、簡単にいうと産業革命前と比べ気温の上昇幅を1.5度以下にするには何をすべきかというものです。

自宅から数Kmの所にアメダス観測点があり、気象庁から日別の平均気温データが出ます。厳密ではないですが先月初め1.5℃の差を少し(年と日の違いあり)体感できました。実際には26.9℃と28.5℃の、1.6度差でした。天気や日照時間は似ていたので比較できると思います。議論になっている1.5度ぐらい 大したことないという気持ちでしたが、はっきり違いが分かったし、これを年平均に引き伸ばして考えると違いは歴然、すこし怖くなりました。それに空気中の水分量は増えるはずですから、生物にとって大脅威になる気がします。

スケッチは前回の水彩を油絵にしたものです。

4 件のコメント:

みずの さんのコメント...

水彩から油彩になったせいか、蔵や農家の屋根がクリヤーに変わったせいか、湿潤な空気感が乾燥した感じに変わった。右手前の道が描き込まれただけで遠近感もすっかり変わった。かってテート・ギャラリーに行った時、ターナーの水彩画企画展があり、それを見た後で常設の油彩画を見た時の印象の変化を思い出した。水彩の柔らかな印象と油彩の強靭な筆の使い分けが記憶に残っている。同じ風景でも全く別の絵のようだ。この八ヶ岳山麓と農村の風景の明るさと適度な湿潤さは向井潤吉が大切に思い、佐伯祐三はこれと対極の石畳と薄暗い空の重圧を題材に選んだ。風景画は対象の切り取り方や明暗の他に気温や湿度の違いも感じとることができる。
地球の温暖化を1.5度以内にすることが毎日の話題になっているが、十万年単位で見ると地球は長い氷河期と間氷期を繰り返している。今の問題提起は現在の間氷期の温暖化のスピードが速すぎると言っていることだろうか?この原因をCO2に求めているが、これだけで地球は救えるのか?50年ほど前にローマクラブが「成長の限界」を発表し多くの問題提起をした。当時の人口36億人に対し現在78億人となった。「この人々がそれなりの生活水準を維持することに無理があるのではないか?」といった議論は果たして暴論だろうか?合意は極めて難しいと分かりつつ時間ばかりが過ぎて行く。

kazros さんのコメント...

水野さん、よく観てくれて嬉しいです。水彩画は稲田の水平な面が目立って舞台装置のように平面的。油彩は(実際にあった)道を入れたことで遠近感と 山麓の緩やかな傾斜がはっきり表せた // この夏は「24時間で1か月分の雨が降った」とよく耳にした。気温が1℃上がると空気中の水分は7%上がるらしい。一時的な現象だったらいいけど、どうなんだろうね。

おおこうち さんのコメント...

前のスケッチから、秋がちょっと進んだ?!?! 水彩と油では随分と雰囲気が変わるねぇ。だいぶ時間がかかっているんだろうか // 最近の極端気象を考えると、たしかになんとかせんと大変だと思う。しかし、この過密人口、エネルギー消費を考えると、おいそれとは解決できるとは思えないなぁ。まず、肉食から草食(大豆による人工肉で結構) に変更し、家畜のゲップを減らし、緑化でCO2を削減するのが速いと思うけどなぁ。まあ、それでも地球の歴史のスケールでみればちょっとした快適時間の延長にしかならんと思うけど。これ以上の話は、また別の機会に... (^^;

kazros さんのコメント...

近いうちにまた見に行きたい。けど、もう稲刈りは終わっているかも // なるほど、まず家畜人口を減らすことか。具体的で実現性があって意味がありそうだ。日本人にしっかりした主体性があればできそう。西洋人がやれば体格が小型化して燃費向上だ 😅🤗🤩