< 立秋の山麓 水彩 2021-08-27 >
北杜市大泉町に滞在しました。ちょうど長雨の最中だったのですが、神奈川でも雨、雨、雨の毎日だったので大した違いはなかったかもしれません。ただ気温は4度ほど低いし、樹木に囲まれた静寂さはここならではです。
滑って転倒して手首を骨折した妻を病院で診てもらったりと、思わぬハプニングがありました。緊急事態宣言中とあって面会はできず、やりとりは専らメッセージング。これならと思い、大泉町に戻って後片付けや、今回のスケッチができました。車で6、7分のところにある集落です。背景は八ヶ岳の編笠山や権現岳のはずです。豊かな田んぼは稲が首を垂れていました。
独り暮らしに慣れて来たものの、静けさが忍び寄る夜は寂しいですね。そんなとき3日前に入り込んだ蝿が、羽音を立てて周りを飛んでくれるので、少し気が紛れます。畳んで棒状にした新聞紙は出番がなくなりました。
6 件のコメント:
強い南風(はえ)が夕焼け雲を吹き飛ばしているようだ。農家のどっしりした蔵が前景の稲田と八ヶ岳遠望の雄大さを引き立て、秋の豊かさを雰囲気を感じさせます。奥さんの突然の怪我でしばらくの一人暮らしになると、日頃の奥さんのありがたみを感じることでしょう。
蠅の羽音が子守唄になるとは知らなかった。漢字の読み方テストで五月蠅は「うるさい」が正解ですから。
やれ打つなハエが手をする足をする(一茶)
T.MIZUNO
みずのさん、
スケッチしたのは古い集落の周りに稲田と林が点在する場所。畦道の草が奇麗刈り込まれていた。忘れた頃に軽トラックが通る以外、人影は全くなし。山の上に掛かった雲は動きを忘れたみたい。時折ゆるい風が稲穂を撫でていく。これが日中かと疑うほどに静かだった。ただ日差しが強く2時間経つ前に頭がクラクラ、まいってしまった。毎月届く24節気の便りのせいか、立秋の山麓と題名を付けたけど、まだ盛夏と変わりなかった。白色電球の下でスケッチを撮影にしたせいで夕焼時のようになったかもしれない。
さて、あの蝿は今 どうしてるかな。〽何も言わず、いなくなって、冷たい人ね、、、と悲しんでるかな😅
「夕焼時のようになったかもしれない」これって、用紙のせいではないの? 随分赤い紙だなぁと思い、質問しようと思っていた。紙の色が違うと、使う色も変わってくるんだろうね // 八ヶ岳といえば、JR中央線から見ることが多いので、連峰というイメージしかない。北杜市から見ると多分単独峰みたいな感じなんだろうね。今回雲があるので、そのあたりよくわからないんだけど。昔、小海線で清里だか野辺山から見た八ヶ岳のイメージがあまりに違うんでびっくりしたことがある。蓼科山が見えないんだものね...(^^;
新聞紙を丸めるのは10年ほど前にやめました。百均の昆虫網と透明なプラスティックコップが活躍しています。蜘蛛とカネタタキとヤモリとは一緒にくらしています。最近の仁義なき闘いの相手はアリです。むちゃくちゃ小さいやつです。今年の天候不順のせいか、それとも地球温暖化のせい?!
おおこうちさん、
写真でオリジナルの色をだすのはほぼ不可能だけど、山の手前に棚引く雲の一部は用紙の色そのまま。実際の紙の色よりわずかながら赤みがかっています。カラーバランスでいじってみたけど黄系が残る。モニター、目の感じ方もあるし難しい。
八ケ岳は西側から見たとき硫黄岳の荒々しさが目についた。東側はやや優しく見える。
アリねぇ。家もお盆過ぎまで悩まされていた。潰そうと指をだすと小っちゃいのに逃げ惑うように動く。あんな小さいのに分かるんだと急に情が湧いたりした。カウンターをコロナで使う消毒用アルコールで拭いてみた。1週間ほど留守にして帰ったら、どこかに消えていなくなっていた。蜂蜜の瓶もきれいに拭いて遠ざけたせいか?
色調を変えたのでしょうか?
当初の夕空から一転して早朝の山麓風景の印象になりました。
川瀬巴水の版画で「箱根宮の下の富士屋ホテル」の初夏秋冬を同じ板木から色調を変えて作った作品や、出雲松江の風景を曇り空、夕方、夜と作り分けた作品を見た記憶があります。
デジタル版画はこんなな技が可能なんでしょうね。
(みずの)
みずのさんへ、
昼間の明かりで撮りなおしたらスケッチブックの色調と近くなった。実際は9時~11時頃に描いたので、ご指摘の「早朝の山麓風景」に近いかも。夜なべ仕事でブログを掲載したからで、「技」というより丁寧さの違いでしょう 😫 😅
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