水彩・A4 <絵をクリックすると拡大>
飛鳥寺から石舞台に行く途中、案内をしてくれたHさんが「棚田百選になっている棚田を見ましょう」と回り道をしてくれました。日本で一番古い大仏といわれる飛鳥大仏と対面した直後なので、頭の中はまだ1400年の昔に浸ったままです。車窓から見える景色はどことなく古の光と空気が流れているようでした。
山の緩い斜面を下り始めるとすぐ棚田が目に入ってきました。黄色くなり始めた稲田は緑の中で輝いていました。農作業をする年寄りに混じって数人が道路脇で動いていました。撮影スポットを探しているようでした。「どちらからですか」と訊かれたので「神奈川からです」と答えると「楽しんでいってください」と、少し語尾が上がる関西弁でした。お陰で短い時間でしたが稲渕の棚田をスケッチすることが出来ました。
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