2月も終わりに近づいたよく晴れた日、いつものHさん、Tくんと集落に近い雑木林の山に、キノコを植えるための「ほだぎ」を切りに入った。さほど走らないうちに道路脇には4、50センチもの雪があって、さらに現場手前では作業中の除雪車に前進を阻まれてしまった。一日早く来ていたら歩かなければいけなかったことを思えば待つのは気にならない。それに黄色い除雪車が青空めがけ雪を撒き上げるのを見るのは楽しい。
道路から少し入った堤のそばの木を切る事になった。雪は硬くなっていて作業しやすい。直径2、30センチのナラの木を選び、チェーンソーで倒す側の根元にクサビ型の切り込みをいれてもらった。反対側からの最後の切り込みはやらせてもらった。久しぶりに扱うチェーンソーはぎこちなかったが、木は音を立てながら予定した場所にあっけなく倒れた。2本を切り、80センチほどの長さに切りそろえたころには体が熱くなり、冬眠から覚めた気分になっていた。
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