プロフィール

自分の写真
名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2012-10-04

遅い彼岸花


  数年前から庭の片隅で彼岸花が咲くようになった。たぶん植木を入れた時に株がまじっていたのでしょう。それが今年はお彼岸を過ぎても花茎を伸ばして来ない。枯れてしまったのかなと諦めかけていたら、9月も残り少なくなったころ、ようやく薄黄緑色の茎を伸ばしはじめた。夏の少雨と暑さが遅らせたのでしょうか。

  赤い蕾に混じって一輪が開いたのを合図に、車で20分ほど南に走り(この辺りは藤沢市と茅ヶ崎市の境いを流れる)、小出川沿いの彼岸花群生地に行ってみた。前日、台風の接近で強風が吹いたはずなのに倒れている花はない。燃えるような色にふさわしく案外強いのかもしれない。

  川にそって歩いてみた。両岸に咲く彼岸花の群生は狂おしいほどの激しさがある。のどかな里山の佇まいが残っているこの辺りでも、所々に産廃業者の作業場とおもわれる不調和でパッチワークのような囲いがあったり、鋼矢板(こうやいた)で覆われた護岸が続くと、腰を下ろしてスケッチしようという気持ちにならない。やっと見つけたスポットも、数分おきに雀脅しの爆発音が轟いて、居心地は今一でした。
 

2012-07-30

ゴーヤの季節

西日を除けるゴーヤが暑さのなか頑張っています。5月の連休のころ植えた3本の苗がいまでは窓全体を覆って、35℃近い暑さを歓迎しているようにいっせいに実をつけています。先日などは一度に6本の実を収穫しました。その余波で食卓にゴーヤのメニューがふえています。あの苦味が好きな人も多いかもしれませんが、僕は今一好きになれない。それでも自家栽培ということで多少の欲目があって 少しは我慢できています。それにしてもゴーヤの実はほんとうに個性的。イボイボに覆われた表面は何か目的でもあるんでしょうか。つい、ここまでしなくてもと勝手ながら思ってしまいます。いつのころからか、ゴーヤの実を見ると、アルチンボルドの絵を思い出してしまいます。肖像画なんですが、近寄ると鼻がキュウリ、耳たぶにニンニク、顎がイチジクや梨でできているあの絵です。気を呑まれる絵ですが、やはりグロテスクでもあります。そう、ゴーヤのイボイボも少々グロテスクなんですね。さて、夕飯には何がでるんだろうか、、、



スケッチは、五稜郭の土塁に上り、城内にある箱館奉行所を描いたものです。観光客が三々五々訪れ、緩やかな時間が流れていました。あとから奉行所内を見学しました。当時(1868年)の古写真や発掘調査のデータをもとに、つい2年前に忠実に復元されたそうです。真新しい畳や木の匂いがまだ残っていて、150年前を偲ぶにはちょっと新し過ぎたかな。

2012-07-16

摩周丸と再会

函館の風景 2012    [油彩 P15]

前後しますが、今度のは初日の函館です。

ネット予約の確認を怠ったため予定したホテルに泊まれず五稜郭近くのホテルになってしまいました。それでも市電に乗れば15分ほどで函館駅前に出られました。初めて歩く街でスケッチのポイント、すなわち何かを感じて、描くエネルギーがもらえるような風景に出会うのは、ときに時間のかかるものです。難なく見つけられる幸運に恵まれることもあるし、半日ただ歩いて終わる時もあります。観光客になってブラブラ街歩きするのも楽しいですが。

まず函館駅まで出てその辺を歩いてみようと駅の横を真っすぐ海側に歩いてみました。高架になった道路の下を抜けるとすぐ岸壁に出た。正面が函館湾、斜め左に青函連絡船の記念館になっている摩周丸が係留されていて、その背後に緩やかに傾斜した函館山が広がっていました。20代の頃に幾度も利用した連絡船。乗った船の名前まで憶えていませんがこの船にも何回か乗船したのだろうと思うと、40年前の時間が突然目の前に現れたような気がしました。最初の一枚はここにしよう。

駅の反対側で開かれている朝市は賑わっていましたが、この辺りは海鳥の鳴き声が時々するだけで静かで、ここならゆっくり描けそうです。そんなわけで出だしのポイント選びはめずらしくスムーズにいきました。そう、スケッチのポイントは、風景だけで決まるのではなく自分の感性の動きに左右されるものですから、、、

2012-06-25

函館・元町公園から


電車に乗って函館に行ってきました。函館の街を歩くのは初めてです。青函連絡船があったずいぶん前は、大抵深夜か早朝に函館に着いたので、いつも素通りでした。それが飛行機の時代になって、余計に「遠い街」になっていました。今度は、そんな函館を見たかったことと、青函トンネルを通過してみたかったこと、それに数日でも梅雨空から避難したかったことなどがあって決めた旅です。

昨日は、駅前から岸壁に出たところでスケッチをし、午後は観光スポットを歩き回りました。市電に乗ってローカルな雰囲気を味わえましたが、ブラブラ歩いても回れるサイズのようです。函館山からの夜景見物は一人旅には合わないだろうと(勝手に)考え、昼間に上ってみました。地図を持っていなくても、展望台から市街を一望すると大まかな位置は分かります。ただ、そのあと高田屋嘉兵衛像を目当てに歩きましたが見つからず、たまたま石油を配達していた親切な小父さんに訊くことになってしまいました。途中、大阪のHさんが描いた「茶坊旧茶屋亭」の建物に遭遇するという副産物もありましたが、、、

北上する台風4号の影響で、今日は冷たい東からの風が強く、函館山はすっぽり雲の中でした。午前中は五稜郭や復元された箱館奉行所を見て回りました。3枚目のスケッチを描きたかったので、午後は市電を使って元町公園に出ました。停留所からの坂道の途中、明治後期から昭和初期のガッチリした民家が並んでいて、栄えた往時の雰囲気が偲ばれます。それにしても道幅が広くて、建物全体がすっきり見渡せるのは北海道らしくて気に入りました。公園は人影がまばらで、餌を探すカラスが暗い雲から舞い降りるのは少々わびしかったかな。2時間ばかりでスケッチを仕上げ片付けていると、体が冷えきっていたのに気づきました。あぁ、これが6月の函館なんだ、とあらためて思うとともに、旅に出たときなどに感じるある種の新鮮さを感じました。さぁ、坂を下って暖かい食べ物にありつこうと歩き始めると、着いたばかりの観光バスから降りてきた大勢の人たちの賑やかな話し声が聞こえてきました。

2012-06-01

一輪の花



小さくても池が欲しかった。工事も費用も大変だということが分かって、手っ取り早く楽しめる睡蓮鉢を置いてみた。一年たって待望の一輪が咲いた。 手入れは何一つしなかったのに、淡いピンクの花が気持ちを癒してくれる。
 
マスコミのせいが多少あるとしても、わたしから見ると東電はえらく非常識な会社だ。原発が止まり火力発電に切り替えたため燃料費がかさみ、大口は17%の値上げをした。家庭用では7月-10%の値上げ申請中だ。今年はじめ、社長は「値上げは、、、権利だ」と発言したそうだが、一度にこれだけの値上げをすると多くの企業には死活問題だろう。地域独占企業なのにこんなの許されるの?と思ってしまった。神様が聞いたら、こんな急激に値上げをしたら社会にどんな悪影響を与えるか、頭を冷やして出直して来いと言うだろう。経産省は、家庭用の値上げ実施は8月か9月というシナリオを書いているようだが、言いなりになるのは止めさせたい。さて、枝野経産相の政治判断は官僚のシナリオ通りになってしまうのだろうか。