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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2022-01-01

少しでも早く止めねば

< 習作・22.1 デジタル 2021-12-26 >

新年おめでとうございます。コロナ3年が明けました。このパンデミックはオミクロン株出現もあって、1日の感染者が過去最高になっている国があるようです。コロナに限らず、健康な1年でありますように。

先月はアメリカ、ケンタッキー州を中心に季節外れのスーパー竜巻に襲われました。根こそぎ破壊する圧倒的な力が印象的でした。温暖化の影響かもしれません。すぐ隣の石炭産地、ウェストバージニア州が浮かびました。CO2排出量が一番多いのが石炭火力発電と聞くからです。

3~3.5億年前、地球上には広大な森林があって、大気中のCO2を石炭の形で地中に固定したそうです。そのお陰で出来た環境に、ずっと後になって人類が誕生しました。石炭などの化石燃料を燃やし 盛んにCO2を出し続けるのは、自殺行為みたいな気がしてなりません。
  

1 件のコメント:

みずの さんのコメント...

産業革命が始まった頃、世界人口は10億人程度だった。それから200〜250年で75億人になった。地球誕生からの45億年に比べまさにこの時間は一瞬であり人口の爆発現象といえる。人類がこの間の蓄積エネルギーを一斉に使い始めたので地球は人類を支えきれな苦なりつつあるのが現状だろうか。この絵はロダンの「地獄の門」を思い出させるし、地球から過剰な人口が放り出されているようにも見える。
今から45年ほど前、ウェストバージニアの炭鉱と生活環境を見学に行ったとき、この厳しい世界がアメリカの繁栄を支えていると感心したが、それから半世紀でこれほど温暖化の元凶と非難されるとは想像がつかなかった。数年前デンマークのコペンハーゲン空港に着陸する時、海の中に風力発電の風車が林立する様子を見て、なぜ日本の巨大企業が風車の生産から撤退したのかこれも想像ができなかった。
政府もマスコミも「将来を見通して政策の方向を決めるべき」と言っているが、ポピュリズムに傾いた政治は結果として足元しか見ていないのではないだろうか。将来を見据え敢えて「放漫財政をやめ、いま何を残し何を我慢すべきか」がもっと具体的に語られなければならない時期だ。この絵を見ながら「相対的に恵まれたシルバー世代の責務だよ」と言われているように思えた。(みずの)