プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2015-05-01

蒲郡、二様の風景

< 蒲郡にて F10 >

名古屋に行く途中、蒲郡に寄りました。土曜日でしたが観光客は少なく、竹島へ渡る橋の近くに人影を見る程度でした。淡い緑色のジャッケットを着た人が浜の方を眺めていたので話しかけると、2週間後に始まる潮干狩りの漁場を監視しているのだと分かりました。たしかに長い棒が何本も差してある一帯は、潮が引いて今でも潮干狩りが出来そうでした。せっかく訪れたのだからと竹島に渡り八百富神社から反対側に下り、島を半周して戻ってくると、もう潮が満ち始めてさっきの干潟は潜れていました。

天気は下り坂で、湿った風が海のほうから吹き上がってきました。やや霞んでいましたが、満開の桜の向こうにさっき歩いた竹島が湖面のように静かな海に浮かんで見えました。
  
< 蒲郡にて・夜 F10 >

3時間ほどしたら暗くなって竹島橋に明かりが一斉に灯り、視覚的には昼間より賑やかになりました。ふと、高校時代に学校の近くのお城へ夜桜を描きに行ったことを思い出しました。いま頃のような派手なライトアップはなくて、ずいぶん薄暗かったこと、帰ってからの続も 終いには手に負えなくなってしまったことなどです。再挑戦の今度は、まず昼間のスケッチをきちんと描いてからにしよう。 
 

3 件のコメント:

おおこうち さんのコメント...

時刻違いの連作だとモネ(?)を思い出す。新鮮でいいね。海(水)も横浜以来だと思うけど、今回は遠景でまったり感を出そうとしたんだろうか。橋とほぼ平行の黒っぽい線は、のり養殖か描いたときの都合か、ひょっとして布目とモニタ画面のモアレかなぁ。やっぱりテレビも4Kの時代なんで、VGAレベルではなく倍以上の解像度を期待...(^^;
と、どうしても海の表現に目がいってしまうけどそれは作者の意図でしょうか。それとは別に、僕のお気に入りは昼間の方の左下の瓦屋根と家の周りの木々の表現。これは得意技なのかやけに落ち着きます。
ところで、3月15日赤レンガの画像リンクが切れてない?

kazros さんのコメント...

うまく行ったかどうかは別として今度の絵の動機は夜景でした。しかし闇では物の形がはっきりしなくて描きにくい。それでまず形をつかむため昼の景色から描いてみたということです。海は対岸が渥美半島です。それが近くに見えて、三河湾はこんなに小さかったのかと意外でした。それと”打ち寄せる波”ほどには波がなくて湖のように静かなこと。橋の近辺に限れば、干潟が出現するくらい遠浅になっていること。海を描くにあたってこの3つぐらいが眼中にあったわけです。「橋とほぼ平行の黒っぽい線」が何か?、ちょっと説明に困るなぁ。見えたように見てください、そう答えておきましょう。左下の瓦屋根が気に入ってもらえたのはよかったです。

菩提樹 さんのコメント...

東京明和39会員です。
先月、昨年亡くなった兄の散骨に行った八ヶ岳山麓清里高原で、偶々甥と姪が選んだ美し森・羽衣の池というところは、4年前に旅行した、観光名所になっているモネの庭園「睡蓮」に雰囲気等そっくりでした。
Picasa 3
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