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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2015-06-02

浦安を歩いて

< 浦安・境川  水彩 F4 >

5月最終日、浦安駅で初めて降りました。駅から南に歩いた所にある境川を挟むエリアが、かつて青べか物語の舞台になったところだと聞きました。たしかに、境川に沿って庚申塚の祠があったり、旧家の家屋が保存されていたりで、一昔前にも、この辺りに街があったことが窺えます。しかし それはごく一部のようで、入り組んだ路地に比較的新しい住宅が立て込んでいる印象でした。もっと海寄りにあるディズニーランドが開園して30年以上たつのですから、こういう変化は至極当然でしょう。

境川に架かる新中橋は、まだ街の雰囲気に溶け込めていない新しい橋です。一人の老人が近くのフェンスに両手を乗せ、じっと川面を眺めていました。邪魔をしないよう挨拶だけして横を通り過ぎました。反対側の歩道がこの橋をくぐるようになっていて、いい日陰を作っていました。今日のスケッチはそこからの風景にしよう。
 

2 件のコメント:

おおこうち さんのコメント...

京急金沢文庫駅の裏手に小さな川があるんだけど、ここは海抜2.5m ほど。潮の干満で相当川の表情が変わる。5年ほど前、暗渠にしてしまい、なんとも寂しくなってしまった。浦安ではまだ存在感があるんだろうなぁ。右岸が工事中の鉄板の矢板みたいにみえるけどそんなことはないよね。3.11 以降、風情が...なんてことを言っている状況ではないけど、水面との距離が違ったんではないかなぁ。時代劇にみる街中の川は手で触れる感じがするもんね。そういえば、文庫の裏には大きな桜の木が三本あって、川面に花びらが散っていた。境川では柳の木が似合う気がする。もうじき油絵が完成だね。

kazros さんのコメント...

右岸は鋼板矢板で護岸してあった。入れないよう金網のフェンスがしてあったので完成したら左岸のように遊歩道と道路が混じった小奇麗な道になるのでしょう。こんな具合なので暗渠になる気遣いは要らなさそう。右岸のほうが古い建物が多くあったようです。古いといっても高度成長期ころに建った風情です。橋は川面から3、4メートルほど高い。橋から離れるにつれ道は両側に低くなっているので、やはりこの地域は海面すれすれでないだろうか。それが”青べか”があったころの名残なのかも。滞留した緑色の水が印象に残りました。油絵?まだ時間がかかりそう。