プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2011-05-03

動体視力

大地震のあといつまでも続く余震に腹立たしい気持ちになるのだが、こればっかりは耐えるしかない。こんなストレスも作用したと思うのだが、休みが取れるという娘を訪ねパース(オーストラリア西海岸)へ行くことにした。時差1時間といえども季節は秋になっているはずだ。

街路樹のプラタナスは少し色づいて来たそうだが、30℃を超える日中の気温からは秋は微塵も感じられない。街のスカイラインの手前にはスワン川が澄んだ青空を映している。涼しくなった夕方、部屋から見えるゴルフ場に練習をしに出かけてみた。数人がゴルフクラブを振っていて、伸びてきたユーカリの影が落ちる芝生に向かって白いボールを飛ばしていた。右側の池から黒ずんだ色のアヒルの群れが一列になって出てきたかと思うと、7、80メートル先で、夕飯なのだろうか、しきりに何かを啄ばみ始めた。飛んでくるボールには一向に目もくれない。殆どのボールは彼らの上を飛び越えていくのだが、たまに際どい球もある。それでもマイペースで餌を取り続けている姿は、ゴルファーを馬鹿にしているようにも見えるのだが、彼らにそんな暇はないはずだ。。 たぶん、彼らの視力では、飛んでくるボールがしっかりと見えるのだろう。当たりそうになればサッと身体をかわす反射神経を持っているのだろう、と考えることにして、休めていたボール打ちをまた始めることにした。


 

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