サイクリングロードとして整備されている押切川の土手を散歩するのは気持ちが良い。川原の茂みから吹き上がってくる風には新緑の匂いが含まれていた。自然に根付いたのだろうか、ニセアカシアが白い花をつけていて、甘い香りを放っていた。お目当ての飯豊(いいで)のたおやかな峰は、雲の向こうに隠れ見えなかった。反対側の雄国(おぐに)の峰は、頂上付近が少し雲に覆われていたものの、緩やかな山裾が終わった辺りには、田植えが済んだ水田が雲の隙間から落ちるわずかな陽光を受けて広がっていた。2年間も来ていなかった気がしない。
1 件のコメント:
今年の田植えは、水田が放射能に汚染されていないかの調べが済むまで、待たされたそうです。米作りの農家にとってはハラハラしたことでしょう。山すそまで続く青田を見ると、会津の美味しいお米が豊作であるようにと願わずにはいられません。田んぼに移る空や緑が清清しい。
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