プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2023-06-01

たった ひと月で

< 新緑の中で  油 P10  2023.05.28 >


梅雨が近づくと湿度が高くなってくるせいで、空気が重く感じられますね。一ヵ月しか経っていなのに、感覚的には5月と大違いです。スギ花粉が過ぎて、窓を開け 心地よい風を入れていたのも束の間、これからは雨が多くなって、窓を閉める日が増えそうです。

先月、高2の孫娘がやってきて3日間 滞在していきました。今度の絵は、その時のインスピレーションで描きました。バランスがまだ気になって サインはまだです。お気づきかもしれませんが、ポーズは「モナ・リザ」を参考にしました。後になって、活発な年齢なので 腕組みのほうがよかったのかなと思っています。

1 件のコメント:

Mizuno さんのコメント...

柔らかな愛情に包まれた温かい雰囲気の絵になりましたね。背景もよくマッチしています。やはり直接顔を合わせ一緒に笑ったりご飯を食べたりする時間は心の中を温める何かを残してくれるものだと感じました。
モナリザで思い出したことがあります。昭和49年に上野の国立西洋美術館で展覧会があり、ちょうど東京で仕事をしていたので「ぜひこのチャンスに!」と思ったのですが・・・。半日待って見られるのは1分間と聞き美術館に行くのを諦めました。それから30年後、パリに出張した折、帰国日の午前中にぽっかり時間が空き、朝一番でルーブルに駆けつけ真っ先にこの絵に前に立ちました。人もまだ集まらない静かな中でガラス越しの対面でした。これが本当に500年も前に描かれたもの! 写真で絵の具の細かなヒビがあることは知っていましたが、絵の前に立つとそれさえ肌の色に深みを与えているように見えました。ダビンチの卓越した技法は多くの解説にあります。しかしダビンチの凄さは相手のいろいろな表情から心の動きまでじっくり把握し、その上で絵筆を取ったところにあるのだろうと深く感じました。広瀬さんの絵には17年間の愛情のこもった観察時間が筆に乗っていますね。(M)