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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2022-07-25

隙間をかいくぐる

 < 習作 22-8 デジタル 2022.07.24 >

3年目のコロナ・パンデミック。感染者の数だけ見るとに勢いは増しているように見えます。ワクチンのお陰で重傷になる割合が低いのは”幸運”というほかないようです。

これまで感染拡大の波が何回も押し寄せていますが、今のは BA.5 という変異株によるそうで、ワクチンの隙間をすり抜けて拡がっているのでしょうか。隙間を無くすことは元々できないのですから、みんなが感染を防ぐ単純な基本を取り戻すしかないのでしょうか。

※ ページの再ロードで7回点滅します 

1 件のコメント:

水野 さんのコメント...

緑・青・ピンクのドットと緑の帯で作られた画面は我々が作ってきた世界で、点滅する赤と黒の背景はこの世界を覆っている今を表しているようだ。かってスタンダールは,その小説の中で、赤は「軍隊」黒は「聖職者」と表現したが、ロシアのウクライナ侵攻とコロナパンデミックの600万人をこえる犠牲者は、この「赤と黒」を思い出させる。
時代の背景は時々の事情で変化しても、人間の尊厳や平和への希求あるいは平穏な幸福を求める願いは変わることはない。現代は情報が多すぎて,ともすれば大切でシンプルなことを見失いがちだ。
若い頃見た映画「草原の輝き」で,ワーズワースの詩の一部が印象的だった。「・・・草原の輝きや花の栄光が失われても,それを嘆くまい。むしろその背後にある力を見つけようではないか・・・」。
混乱した世の中に惑わされるな!というメッセージを,この点滅するデジタル絵画から感じ取った。(M)