プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2018-09-01

断層が走る美しい安曇野

< 安曇野展望・2018 F10 2018.7 >   

スムーズに走れたし場所も憶えていたので3時間で到着。池田町北アルプス展望美術館の駐車場に車を止め、平野が見下ろせる場所を決めました。2年前は有明山に向かって描きましたが、今日は半分雲に覆われていたので、目は自然に北西に向かいました。白く輝く雲を背負いながらも蓮華岳から鹿島槍ヶ岳がよく見え、その手前に緑濃い安曇野が広がっていました。

国土地理院の活断層図を見たことがあります。ちょうどこの丘を下った辺りを松本盆地東縁断層が走っていて、2014年の地震で白馬村や小谷村に被害をもたらした神城断層につながっているそうです。美しい景色を眼にしながら、悠久な大自然の営みを感じました。

幸い木陰で描くことができたものの、ときどき脛まで上がってくるアリに噛みつかれたのには参りました。
   

2 件のコメント:

おおこうち さんのコメント...

山岳写真家というジャンルがある。これは素人がなかなかいけない所の絶景なんかを撮るという、半分山登りの人と区別がつかないようなものだけど、山岳画家というのもあるみたいだね。ついさっき、NHK 日曜美術館で、安曇野山岳美術館の紹介をしてました。これは山岳人とは少々違う感じがする。景色として山を中心にしている画家というみたい。なかなか面白そうで、行ってみたいなぁと思うのだけど、今や観光の目玉の一つとして色々な「美術館」があるみたいで、実際に行ってみたら、がっかりなんてこともあるんだろうか。つい最近、横浜の美術館でそんな経験をしたばっかりで、ついつい懐疑的になる(100%個人的な見解です)。身の回り10m 程度のものしか撮したり描いたりしていない引きこもりゲージュツカなんで、広い景色を描いている人に憧れるんだけど、どうしたら描けるようになるんだろう。まず、旅行をして、美しい景色を眺めることかなぁ。

kazros さんのコメント...

山岳美術館はまだ訪ねたことないけど、この絵を描いた場所のすぐ傍の北アルプス展望美術館は寄ってみた。安曇野にゆかりのある作家の作品が見れるし、そのときはフード・サンプル展もやっていた。腹が空っていたせいか、高さ3メートルほどのどら焼きの塔には生唾が出た。でも一番のお薦めは、美術館前から見る安曇野と北アルプスの景色だね。見ると元気が出る。横浜の美術館は残念だったけど、犬も歩けばって云うから、そのうち心に残るものに巡り合える、と考えるのはどうだろうか。