先月の水彩を油絵にしました。初めて現場を見たあと2度訪ねてみたのですが大規模工事といえども少しずつ進展していて、橋梁などは新しい部分が繋がり長くなってきました。今では絵のほうが取り残された感じです。友人に見せたら、海老名のどの辺りか、富士山は北西方向になるのか、と興味を持ってくれました。こんなふうに絵を見てちょっと気にかけてくれるのは嬉しいものです。すぐ横の相模川に架かる橋はまだ橋脚しか出来ていないので、全体が見えてくるにはもう少し時間が掛かりそうです。
東京タワーや東名高速道路、それに新幹線が建設されるのを身近に見てきた世代だからでしょう、次の時代に繋がるこうしたプロジェクトに特別な感慨が湧きます。
注: この辺りからは富士山はほぼ真西に見えます。
3 件のコメント:
この景色を写真で撮るとすれば、(1)太陽の位置、つまり時間 (2) 富士山をどこに置くか、(3) クレーンの先をどこまでいれるか、つまり画角の問題かなぁ。そういうことを機にするのだろうなぁ。どうだろ、ちょっと望遠で前後を圧縮し、富士山を思い切って左下に置いて、どこかにちょっとだけ工事中を示唆するクレーンを匂わせて、右上に道路の工事断面を置く。もちろん赤富士...(^^;
自由に再構成が可能な絵の場合はどうなんだろう。いらないものを消すなんてことはやると思うけど。
「この景色を写真で撮るとすれば、、」と考えてみる気持ち分かります。(1)、(2)、、と行くに従いそう見える確率が激減して、、実際に撮れるんだろうか。その点、絵は自由です。動機(モチーフ)が続く限り、数時間は勿論、2、3ヶ月の時間の圧縮もできるし。
水彩の元絵と比べるとよくわかるけど、手前の赤茶の鉄管やシケインとその後ろの建物の赤が実に絵に奥行きを与えているね。富士山の静、建設中の高速道路の動。これだけだとやや散漫になるところを、手前の鉄管らの赤がうまく止めている。なかなかいいね。ありきたりにならん範囲で遠中近の景色を取り込むのは写真では結構難しそうな気がする。
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