プロフィール

自分の写真
名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2016-03-01

梅の香り

< 梅畑 F10 >

近所にある小さな梅畑です。10本ほどあってちょうど満開でした。花がない2月の中頃とあってよく目立ちます。

梅の木に囲まれて描いていたら 透き通るような微かな香りがしました。これが梅の香り? 鼻の感度には自信がないけれど、そうだと信じることにしました。 塊として白梅をじっと見ていて気がつきました。色はハナミズキのようなベタ白じゃなくて、かといって色といえる色でもない。わずかばかり薄橙が滲み出しているみたいです。

赤い帽子を被った近くの保育園の園児が列をなして入ってきました。「こんにちは」、「なにしてるの」、いっとき賑やかになりました。いろんな色が一面に溢れだしたみたい。
 

2016-02-01

H君の肖像画



< H君の肖像 F4 >

古希になったH君から肖像画を描いて欲しいといわれ、正月明けにという約束をしていました。今更どうして肖像画なのかとも訊けないのですが、その年令にもなると何か生きた証拠が欲しくなるのでしょうか。勝手にそう推し量りながら、モデルになったH君を小さめのキャンバスに写しました。

自分の顔を鏡に映すのは日に一二度ありますが、ヒゲを剃るとか、髪の毛を梳くとか、顔を眺めること以外の目的があってのことです。いつも意識しないので、何か異常がない限り注意を向けません。そんなふうにして長い間生きてきたのですから、立ち止まって、ちょっとの時間自分の顔を眺めると、何か新たな発見があるかもしれない。それに、知っている人が鏡代わりになって描く顔となると、写真とは違った趣があるでしょう。節目の肖像画を描きながら考えてみました。
 

2016-01-02

健康志向の人たち


<晩秋の散歩道 F10>

明けましておめでとうございます。今年もお付き合いをよろしくお願いします。

ここ5,6年、よく出かける所の近くに県立公園があります。知っていましたが前を通るだけでした。先月、スケッチのため園内に入りました。クヌギ、コナラ、シラカシの大木の林がありました。木道脇でリュウノヒゲの青紫色の実を見つけました。これが相模野の原風景なのかもしれません。40年ほど住んでいますが、身近で見かける機会は少なくなりました。

遊歩道の片隅が今日の場所。描いていると(同年代の)散歩中の人たちが時々声を掛けてくれました。こちらの質問にも答えてもらって、全周していないのに園内の大体の様子が分かりました。一周すると40分かかる。資料館は坂を下りた先にある(トイレの場所が分かるので大切です)。雨でなければ毎日歩いている、とか。どの人たちの声も明るくて弾むような響きがありました。
 

2015-12-01

宮ヶ瀬湖 晩秋


< 宮ヶ瀬湖(鳥居原) F10 >

10月上旬、気温が10℃を下回ったときには今年は紅葉が早いのではと思いました。しかし11月に入ったら小春日和が続いて、今日から12月だというのに家の近くのイチョウはまだ緑が残っています。いまのところ冬はゆっくりとした歩調で近づいているようです。

車で小1時間のところに神奈川県民の水瓶、宮ヶ瀬ダムがあります。そこへ半月ほど前に描きに行きました。平地と違って紅葉は進んでいましたが、天気が下り坂だったため輝くような紅葉は見れませんでした。それでも、描きだしたころは雲間から時々漏れる陽が湖面に照って、水の色といいコントラストを作っていました。
 

2015-11-01

稲刈りの頃・海老名

< 稲刈りの頃・海老名 F6 >

こんどの絵、海老名市街の南、小川が流れる田んぼが残っている辺りで描きました。8月、風の道を観察した近くです。いまは、刈り入れを待つばかりの田んぼや、もう刈り取りが終わって稲藁が三角に束ねてあったりでした。隙間から”稲孫(ひつじ)”の黄緑色が見えましたが、弱々しい色です。これももうすぐ枯れて見られなくなるのでしょう。こう考えると、身近な生活圏にも季節が流れているのに気づきます。清少納言流に言えば「いとおかし」でしょうか。それにしても川で釣りをしている人が多いのは高齢化と関係ありそう? そういえばスケッチしている私も同じですね。