プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2014-04-14

相模川早春

 油絵 P15  <絵をクリックすると拡大>

家から大山や丹沢山塊がよく見えます。毎年春先の2月になると降雪で白くなる大山ですが、先の冬は早々と12月から半分ぐらい白くなり、3月半ばまで続きました。大山の後ろに連なる丹沢山塊にはもっと後まで残り、朝日に白く輝いて見えていました。そんなわけで、木曽か伊那へ引っ越したような気分にさせてくれました。平均気温では、いつもの冬に比べ1、2℃低かっただけかもしれませんが、けっこうスパイスが効いた冬の贈り物になりました。

3月の中頃、山が白く見えるうちにとスケッチをしてきました。JR相模線の下溝駅からすぐの相模川です。東寄りに蛇行する川が削った崖の上に立つと、川や山並みがよく見渡せました。まだ河原はおおかた冬景色だろうと思って来たのですが、じっと見ていると薄っすら赤みがかった茂みがあったり、柳と思われる木々が芽吹きの淡い黄緑になったりして、もう春の胎動が始っていました。下のほうからホルンの音がしたり、広場で20人ほどの人たちが大凧を組み立てているのが見えました。
 

2014-03-15

赤レンガ倉庫眺望


油絵 P20  < 絵をクリックで拡大 >

スケッチポイントを探していると、ここだったら見下ろす感じに描いてみたいなと思うことがあります。近くのビルの5、6階の高さからならちょうどいいとか考えるわけです。でも、知らないビルに勝手に入り込んでウロウロすれば怪しまれるし、それより玄関で、「困ります」と門前払いになるでしょう。そんなわけで実現しないでいましたが、たまたま、ぶらっと行った大さん橋の屋上からの眺望が気に入ったので、念願の見下ろす風景が描けることになりました。

大さん橋は大型客船が停泊する所。船に乗って入港すると、横浜の街はこんなふうに見えるのかと想像するのは愉快です。20メートルほどの高さから港内を巡る遊覧船が、汽笛を鳴らしながら出たり入ったりするのが見えました。たそがれ時には、横浜らしくていい風情です。2月は2回も大雪が降って、この時は、1回めの除雪された雪がまだ隅に残っていたり、屋上だけに風が強くて寒いため、長くは滞在できませんでした。
 

2014-02-14

換気塔のある漁港

油絵 F10 <絵をクリックで拡大>

用があって熱海に出かけた次の朝、真鶴半島の付け根のようなところにある福浦漁港に寄ってみました。いつも漁港の下を走るバイパスを使っていたので、この日が初めてでした。国道から海側へ下る急で細い道の終点にありました。日差しは眩しかったですがすごい風。そのためかひっそりとしていて、すれ違う車がなく難なく着けました。

冷たい強風をさけるため防波堤の陰に入ってのスケッチでした。トンネルになっているためバイパスの喧騒はまったく感じられません。目の前には時間がゆっくりと過ぎる小さな漁港があるだけでした。その時は分からなかったのですが、正面にあるチョコレート色の塔はトンネルの換気塔のようで、これがかろうじて地下と地上の全く違った世界をつなぐヘソみたいなものに見えます。

2時間ばかりの間に体がすっかり冷えてしまいました。お腹も空いたし何か食べようと漁港の奥にあった「みなと食堂」を覗いてみると、、なんと定休日。海が時化(しけ)て船が出ないと休みになるそうなので、たぶんそうだろうと勝手に想像することにして、味は次回の楽しみにすることにしました。

2014-01-15

傷ついた鳩

油絵 P20 <絵をクリックで拡大>

横浜の馬車道を港の方へ歩くと、新港地区に入る手前に万国橋があります。国際港横浜を連想させる名前ですが、国際橋といわないのが一時代前を感じさせます。12月初旬、橋のたもとから西を向いてスケッチしました。横浜で一番初めに開けた関内地区と一番新しい”みなとみらい”地区を、ここからでは万国橋がつないでいるように見えます。橋の反対側につい最近まであったビルが取り壊されたせいで、旧と新の間に空間ができて間延びしたようでしたが。

スケッチが終わりかけたころ一匹の鳩が、ときどき私に目をくれながらやってきました。餌が欲しいんだな。バッグにあった落花生スナックをやるとどんどん近づいてきました。よほど腹が空いていたみたい。足元に落ちたお菓子まで拾いに来ます。その時気がついたのですが、その鳩はびっこを引いていて、よく見ると左足の指と爪がありません。怪我は治っているみたいでしたが、枝などに止まれそうに見えない、、 何があったのか分かりませんが、少し気が重くなってきました。後からやってきた他の鳩や雀に遠慮がちなのも気になります。ついつい傷ついた鳩が取りやすいように菓子を投げていました。

2013-12-15

“象の鼻”岬から

  油絵 M10 <絵をクリックで拡大>

  横浜港周辺の新旧が見渡せる”象の鼻”の防波堤(勝手に名前を付ければ”象の鼻”岬でしょうか)からの眺めは好きです。開港の昔には、沖待ちする船との間を行き来する荷船を波から守ったようですが、いまでは 後から造られた埠頭に取り囲まれているため、防波堤としてよりは史跡として残っているだけのようです。その先端からは、入り江の先に市街地の建物がよく見えます。午後、市街地に日が傾き始めると、それまで平面的だったビル群の陰影がしだいに濃くなって、浮かび上がるように見えます。なんど見ても見飽きません。横浜のシンボルと言われる3つの塔、キング、クイーン、ジャックの塔のうち、2つ見えるのも横浜の風景らしいかなと思います。見えるのは、神奈川県庁のキングの塔と横浜税関のクイーンの塔の建物です。ジャックの塔の開港記念会館は建物の陰になっています。