プロフィール

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名古屋生まれの名古屋育ち。絵との付き合いは、油絵を始めた高校時代。仙台にいた頃は友人と木版画に熱中。社会人になって遠ざかったものの、退職を期に再スタート。水彩、油絵と、もと来た道を楽しみながら続けています。

2013-11-20

喜多方の裏路


 油絵 F6 <絵をクリックで拡大>
 
  喜多方には親類を訪ねときどき出かけています。周囲の人達には、行き先を会津といったり喜多方と言ったりしますが、正確には喜多方です。なにせ会津は神奈川県の2倍以上の広さがある地域ですから。今年はヒメサユリ(睡蓮の花のような淡いピンク色に咲くユリ)が咲く6月に行ってきました。

  蔵と桐、それに喜多方ラーメンで知られています。滞在中はこれまで、山菜採りやキノコ狩りのような山歩きを楽しんできましたが、最近はもっぱらスケッチに出歩いています。このときは、町を取り囲む水田が東の丘陵にぶつかる辺りにある古い神社に出かけました。日影を選んで描いていたら、通りすがりのお婆さんが「立派に描いでくなんしょ」と声をかけてくれました。このときばかりは"会津"に来ているんだなあという思いでした。

  この絵はその折に描いた、かつて味噌醤油の醸造業で財を成したという店の裏道です。表通りにくらべると一昔前の町の雰囲気が残っているみたいですが、ちょっと歩いただけでも解体中の蔵や家屋があって、ゆっくりですが変わりつつある町のようです。

2 件のコメント:

おおこうち さんのコメント...

おおっ、パステル画だ!と一瞬思ってしまった。どうも白壁が多いせいだね。あるいは、ボクが最近ルドン病のせい...(^^;
これ坂を上っているんだよね。小道の割には立派な倉が。立派なれんが造りかなんかの塔があるから、昔からの工場があるんだろうか。今年は八重の桜で会津は盛り上がっているね。観光客も増えたんだろうね。いや、フクシマに近いから、そう簡単ではないか。

kazros さんのコメント...

かつての醸造工場の表通りは甲斐本家蔵座敷と呼ばれる喜多方の観光スポット。原発事故のあと観光客が減って大変だったけど、今年また一般公開が始まったみたい。「八重の桜」効果かもね。 
絵のほう、ルドンのパステル画を連想させた? そうとうルドンと格闘してるみたい。近々見せてよ。裏道は平坦で、そのつもりで描いたんだけどね、、